もしも地面でピヨピヨ鳴いているヒナを見かけたら、保護するべきかどうか悩むと思います。

スズメの子どもが飛べなくて庭の葉陰にいた日曜日の朝。

一日中心配して観察していたら、夕方飛んで帰って行きました。

人間が手を出さなくてよかったと思う経験でした。




スズメのひなが庭に落ちていた

葉陰にいるスズメの子

今日も暑くなる予報のさわやかな朝、小鳥たちの鳴き声とともに目が覚めます。

庭のサンショウの木にアゲハの幼虫がいて、それをねらってきた様子です。

スズメがチュンチュン鳴く声がいつまでも止まないので窓の外を見ると、スズメの子がひとり地面にいます。

親鳥が近くの塀の上から心配そうに見下ろしていますが、飛べない子をどうすることもできません。

怪我をしているのかどうかも見えなくて、よくわかりません。

羽毛は生えそろっていて巣立ちの練習を始めたばかりのような小さな体です。

こんな時、どうしますか?

野鳥を保護することはできない

目の前で鳴いていたら、小さな命を助けたい気持ちになりますよね。
でも野鳥であるスズメを保護することはできません。

保護のための飼養であっても無断で傷病鳥獣を飼うことは法律で禁止されている。

野生の鳥獣については人獣共通感染症の危険性もあり、違法に飼養する人が増えれば種や多様性の保全が保てなくなる危険性もある。

なぜ保護した「スズメ」を飼ってはいけないのか

でもルール以前に、私自身が保護できないことくらいわかりきっています。いくら心配だ、死んだらかわいそうだと思ったって。

  • 保護したところでエサはどうする?ケージは無いし。家の中では猫を飼っているし。
  • 平日は仕事でヒナの世話なんてできっこない。
  • わかっているけど人情としては心配で気になって仕方ありません。

  • このスズメの子は今日一日の暑さを乗り切れるのだろうか?
  • 近くの道を歩いていた外猫に食われてしまうのではないか?
  • 私に精一杯できることは、モミジの木の植木鉢を近づけて日陰を作ってやることと、皿に水を入れて置いておくくらいのことでした。

    親鳥は餌を運んできた

    でも心配なんて人間の勝手です。親鳥はヒナをしっかり気にかけて見ていて、よく見るとくちばしにエサになる虫をくわえて飛んできました。驚きましたねぇ。

    その後何回も飛んできては近くの木にとまり、励ましてしているのかどうなのか・・・

    親鳥はヒナが飛ぶ手助けはできなくても、しっかり見守っていたんですね。これが人間が手を出してはいけない一番の理由だと思います。

    人間がヒナに手を出すと、親鳥は警戒してもうヒナに近づかなくなると聞きました。ヒトが心配して助けたつもりの世話が、実はおせっかいな自己満足になるのです。

    夕方飛び立ったようだ

    日中は30度越えの暑さ。日陰にはいたものの暑い日中じっと地面に座っていました。

    ほんとうにこの子は耐えられるのだろうか?このまま家の庭で死んでしまうのだろうか?

    夕方少し日差しが落ち着いてきたころ、スズメの子が高さ1メートルくらいある塀の上に乗っていると夫が目撃情報を知らせにきました。私が見に行った時はもういませんでした。

    実際に飛び立ったのかどうかは見ていないのでわかりません。でも無事だったと信じたい。

    心配するのは勝手だけれど、他人が口出し・手出しすることじゃないっていうのは人間の子にとっても同じだな、と今日の経験で思ったんですよね。

    子どもが巣立つとき、うまく飛べなかったり親が期待してきたような生活にならなかったりするかもしれません。

    そんなとき親ができることは、付かず離れず見守ることだけのような気がします。

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