子どもの一人暮らし前に親がすればよかったこと しなくてよかったこと

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進学や就職で子どもが実家から一歩を踏み出し、いよいよ一人暮らしを始める季節になりますね。

新しい世界にワクワクすると同時に未知の生活に不安を感じずにはいられない親と子。

我が家の10年前の経験を振り返ると、子どもが一人暮らしを始める前にすればよかったこと・しなくてもよかったこと・しておくべきことなど、お伝えできることがありそうです。

これから一人暮らしを始める若者と心配で仕方ない親の皆さんに、参考になる話があれば良いと思います。



目次

子どもはいずれ独立するもの

472301 / Pixabay

生まれた時から18年~20数年、親の目の届く範囲でずっと一緒に暮らしてきた子どもでも、進学・就職、あるいは結婚でいずれは親元からは離れていきます。

中には近所に住んだり同居のまま新しいパートナーと世帯を構えるかもしれませんが、親からは独立します。

この季節は親にとっては、子どもの新しい生活への期待や将来への展望を尊重し、子どもは親の所有物ではなく全く別の人格であることを再確認する時期でもあります。

独立心が強く一人でサッサと決めて家を出て行ける子は心配いりません。放っておいてあげましょう。

親子が離れて住むのは初めてで不安が一杯でしたら、この体験記事を読んで気をラクにしてくださいね。

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すればよかったこと

料理や掃除、家事をもっとやらせておくべき

基本的生活習慣を身に着けさせる

お金の使い方を考えさせる

どちらかというと放任主義の親だったので私の場合は反省することばかりです。
もっと子供たちに目を向けられることがあったかもしれないなぁって。
でもまあ、結局何とかなりましたよ。

料理や掃除

JESHOOTS-com / Pixabay

子どもたちが小さい時から包丁を持たせ料理を作らせてきたご家庭は素晴らしいなと思います。

手伝わせたほうがいいことはわかっていても、私はどうも家事はなんでも自分でやってしまっていました。待ってられなくてね。。。

一人暮らしを始める年齢までには、せめて安全に火や刃物を使えるようにすることだけは身につけさせましょう。

一人暮らしをしていた息子がよく自炊していたものは、

パスタ
カレーライス
かつ丼

始めは安価で分量の多い学食をよく利用していました。簡単に調理できるパスタやそうめんなど麺類を作ることが多かったようです。

時には息子の部屋に炊飯器持ち寄りで友達と集まって、カレーパーティーや唐揚げパーティーで楽しんでいたようです。

掃除に関しては、部屋に害虫が出ないくらいには清潔にしてほしかったですね。

掃除の仕方ももっと強く教えれば良かったです。お風呂とかトイレとか。

男子学生に期待するほうが無理ですかね。

まぁ、いろいろあったようですよ。

AnnaliseArt / Pixabay

一人暮らしスタート時にはコロコロクリーナーと雑巾くらいは準備しました。

掃除機は騒音でアパートの階下から苦情言われても怖いので持たせませんでした。

健康に暮らしてほしいから、清潔と健康管理には気を付けて欲しかったですね。

基本的生活習慣を身に着ける

手洗・うがい・歯磨きをする

早寝早起きをする

腹八分目の食事にする

当たり前のことのように思うのですが、意外とできていなかったりするんですよね。

しかしこれらの基本的生活習慣をきちんとしなさいと親が言えるのは、小中学生まででしょう。高校生以降は聞く耳持たないので。

一人暮らしを始めてから体調を崩した時ほど不安なことはありません。誰も看病したり医者へ連れて行ってくれたりする人がいないのですから。

「自分の健康は自分で守る」ことは、一人立ちするまでには身につけさせたいものです。

お金の管理

どんな生活費がどのくらいかかるのか、あとどのくらい使えるお金があるかの把握は、一人暮らしを始めて初めて直面する問題かもしれません。

お金の使い方やお金の貯め方は、学校で教えてくれるわけではありません。実は親のほうもよくわかっていなかったりして。

学生時代だけでなく社会人になってからも「お金の管理」については必要な知識であり生活の知恵であるので、親子ともにもっと勉強しておけばよかったかなと思います。

せめて税金や年金・保険についてなど社会人として今後の生活に大きく関わることは、FP(ファイナンシャルプランナー)の教科書で勉強しておくべきだと思いました。

しなくてもよかったこと

引越し時期を早めにしたこと

進学や就職に親の希望を言うこと

引越し時期を早めにしたこと

583286 / Pixabay

4月から新しい生活を始めるために3月に引越が集中します。

引越し業者の見積もりを取ったり予約を決めたりすることは早くても良いのですが、子どもが新しい部屋に移るのはギリギリでも良かったなと思いました。

息子にはスムーズにスタートできるように早めに準備したほうがいいよ、と大学の入学式の2週間以上前に行かせました。

でも新しい土地でまだ友達もいない授業も無い生活で、はじめからノイローゼ気味になってしまいました。

大学が始まって友達ができてからは、まぁかなり楽しく過ごせたようですけどねー。

長年家族と楽しく暮らしてきた子には、人と話ができない状態はつらいようですよ。

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進学や就職に親の希望を言うこと

marcin049 / Pixabay

子どもたちの将来を心配すればこそ、親としては進路に関して考えを言いたくなりますよね。

でも、助言を求められればアドバイスするくらいでいいと思います。

なぜなら子どもは親の言葉に影響されやすいからです。

私の失敗は、就職が決まらないまま実家に戻ってきた息子に就職を焦らせたことです。

昭和の終身雇用やバブル経済を見てきた世代の親は、どこかの企業に勤めることが生活の安定につながると思いがちです。

息子は自分の専門分野とも興味とも違う企業に就職しましたが、結局肌に合わず1年経たずに辞めてしまいました。

親子の仲が良いほど、子どもは親の期待に応えようとします。

時代も社会の状況も親世代とは全く違うのですから、親の気持ちは抑えて本人の希望を通したほうがいいと思います。

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しておくべきこと

JillWellington / Pixabay

親子の信頼関係を築く

楽しい思い出をたくさん作る

改めて言うことでも無いし、急にできることでもありません。子供たちが小さいころからの親子関係を良くしておくことが、子どもの生きる力になると思うのです。

ご飯を一緒に食べたりテレビを見たり、普段の生活の中で親子が一緒に過ごす時間をたくさん取ることです。

塾通いや残業で家族団らんの時間を犠牲にしたところで、有名大企業に就職したり少しの残業代で生活費を補ったりして何になるのでしょう?

大切なのは、いつでも帰ってこれる実家だと伝えておくことです。逃げ場所があると信じられるだけで、外へ向かって進む勇気が出ると思うのです。

それは言葉ではなく空気で。子ども自身が感じ取れる形で。

この10年を振り返ると、我が家では子どもたちの進学や就職、夫の退職と娘の結婚など、人生の大きなイベントがありました。

その都度いろいろ悩みもあるけど、家族も周りの人も健康で気持ち良く暮らせればよいことなんです。

これから人生のイベントにのぞむ、なんとなく不安な人の気持ちがラクになりますように。

結論:

親は子ども自身の生きる力を信じて自由にさせればいい

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