毎日家中を私の行く先についてまわり小さな子どものようだと思っていたけど、いつの間にか15歳って、猫にしたらもうおじいさんなんです。
繊細な先住猫は18歳まで生きたから、このふてぶてしい子は20歳まで生きるかな?
あちこち吐くし寝てばかりいるし、年取ってきた気はするけど顔がかわいいので子供っぽさは変わらず。
我が道を行く子で、噛み癖が付いて、すり寄って甘えてくるくせに抱っこされないし噛みつくし。
夜眠るときは私がベッドに入るのを待ち受けていて、必ず私のパジャマの袖口を噛みながら「踏み踏み」します。だから私の右腕は噛みあとでいっぱい。
歯磨きしようと洗面台に向かうと必ず待ち受けていて、水道から水を出せと催促します。出さないと蛇口をなめています。
水を細く出してあげると直接飲んだり器用に前足ですくってなめたりしています。
餌入れの脇にウォーターファウンテンを置いているのに、水は水道から飲むものだと思い込んでいるようです。
この子も前の子も雑種のもらい猫です。2月はネコの日もあるけど、ペットブームは少し下火になったのかな?私がテレビやニュースをあまり見なくなったから騒ぎを目にしなくなっただけかな?
猫や犬はペット売り場で買うものではないというのが持論です。どうしても特殊な種類を信頼置けるブリーダーさんから譲り受けることまでは否定しませんが。
飼育放棄やなんらかの理由で殺処分がゼロになっていない社会には、暖かい家庭でペットとして家族に癒やしをくれる役割を担える犬や猫がまだまだたくさんいます。
これから犬や猫を飼いたいと思っていて家に迎え入れることのできる方は、どうかホームセンターのペット売り場なんかで買わずに保護施設からもらってください。
きっとどんな子でも日々お世話してあげれば懐くし癒やしをくれます。
もしこの子が死んじゃったら、私はまた新しい子を探すのかなぁ。
2匹の猫を完全室内飼いしたおかげで家中が猫の爪痕だらけです。内装をリフォームしたい気もするけど、猫のいない生活は寂しくてきっとまた次の子を探すんだろうなぁ。
子猫をこれから飼うとしたら、子猫が20年も長生きしたら、私たち夫婦は80代になってしまいます。「おばあちゃんとネコ」が縁側でひなたぼっこをしてお茶を飲む。あこがれの光景ですね。
保護ネコ施設は高齢者には子猫は譲ってくれないかもしれません。いまだにニートな息子が後継者としてネコを世話し続けてくれるなら飼えるかな。
ネコも息子も自分自身も、今後どういう生活になるかなんて、何もわかりませんからね。今の穏やかな日常に感謝しながら生活していくしかないですね。