猫付きマンションって知っていましたか?
しばらく前に報道されていて、この仕組みを作った人はすごいなぁと思いました。
猫を飼いたい人が飼えるしくみが整えば、保護猫を譲り受ける仕組みが整えば、悲しい殺処分なんて無くなると思うのです。
捨て猫を保護して里親探しに奔走したことがあるchocopiが猫付きマンションについて考えます。
猫付きマンションて何?
猫付きマンションって言葉を初めて聞いた時は、マンションの部屋に猫が先に住んでいるのかと思いました。猫が部屋の主として住んでいるところを人が借りるみたいな?
どうやら猫と住むことをOKしている賃貸マンションやアパートの部屋で、保護猫シェルターの猫を借りてくる形で住める仕組みのようです。
猫付きシェアハウスっていうのもステキですよね。
もしも私が学生だった頃にこんなシェアハウスがあったら、借りて住んでみたかったなぁ。女子寮みたいで楽しそう。
賃貸の部屋を探したことがある人ならご存知の通り、ペット可マンションやアパートって本当に少ないです。たとえOKだったとしても、たいていは小型犬1頭までとか。
あまり、というか普通はネコ可にしているところは見かけません。
それはなぜか?爪とぎをするからですねぇ。
部屋を貸す大家さんにとっては室内が傷付くような住まい方は避けてもらいたいでしょうね。
だから私はこの「猫付きマンション」っていう猫を飼うことを前提にしているシステムを知ったときは衝撃でした。
ぜひこのタイプの賃貸住宅が増えて欲しいです。
東京キャットガーディアンの活動
「猫付きマンション」「猫付きシェアハウス」のステキな仕組みを作ったのは、保護猫活動をしているNPO法人の東京キャットガーディアンです。
「猫付きマンション」「猫付きシェアハウス」は東京キャットガーディアンの登録商標です。
ペット可のマンション・アパートで猫の預かりボランティアができる仕組みです。
猫を飼いたい入居者と保護猫の助けになりたい大家さん、そして成猫の保護場所を作って命を助けたい保護団体。
それぞれの希望がかなう、頼もしいシステムだと思います。
私は犬猫殺処分反対の立場から、以前からこの団体に注目していました。ホームページを見ると、毎日のように新しい保護猫が増えています。
里親さんが見つかって新しい家族の一員として迎え入れられていく子もいるようです。
それでも猫を保護する活動って大変だと思うんですよね。
私も捨て猫の里親探しをした経験がありますが、ほんと個人でやるのは不安と落胆の連続で大変でした。
それを保護猫シェルターを作り、必要な避妊去勢手術を施して不幸な子を増やさないようにし、新しい里親とのマッチングをする活動を精力的に行っています。
個人ではなかなかできない活動なので、せめて当ブログで広報して応援したいと思います。
捨て猫・保護猫を減らしたい
捨て猫が無くならない世の中って悲しいです。
日本では猫の飼い方の理解が全く進んでいないと思います。
「ペットじゃないんだ。家族なんだ。」なんてフレーズが言われる割には、外へ放し飼いにしてしまったり避妊去勢手術を適切に受けさせなかったり。
獣医さんに聞いたところによると、猫は生後6か月で妊娠可能になります。妊娠期間は約65日で年2回出産可能なんだそうです。
それを自然のままが良いとか言って必要な手術もせず放任で飼ったとすれば、子猫が増えるのはあたりまえのことなんです。
多頭飼育崩壊などというニュースは聞きたくもありませんよね。
私は犬や猫の不幸な殺処分を無くしたいです。保護しなくてはならない猫を減らしたいです。
猫好きが猫を飼える仕組みが必要
猫は散歩に連れて行く必要は無いし、モフモフと柔らかい毛並みで飼い主をじっと見つめて癒しをくれるし、本当にステキな相棒です。
私の周りにも猫が好きな人や猫を飼いたい人は多いのですが、飼わない理由の第一は住宅事情のようです。
多くの賃貸住宅はペット不可だったり、犬は良くても猫はダメだったりします。
猫を20年飼ってみてよくわかるのですが、猫はストレスの多い会社員・寂しいひとり暮らしや高齢者・命の大切さを知らせたい子どもたちに、なくてはならないパートナーのような存在です。
猫を飼いたい人・上手に世話をできる人が賃貸住宅で保護猫の預かりボランティアをしてくれたら、悲しい殺処分をゼロに近づける助けになるかもしれません。
ぜひとも猫を飼える賃貸住宅が増えて欲しいし、心置きなく賃貸マンション・アパートで猫たちと暮らせる人が増えて欲しいです。