18歳の黒猫が死んでしまいました。高齢になるまで私たち家族をいつも癒してくれていた黒猫。

いつか別れの時は来るとわかっていても、やはり寂しいです。素直に悲しみにひたる時間も必要だと思うんですよね。

ペットが死んだとき、埋葬か火葬か、その後の処置をどうしたらいいか迷うと思います。

私はペットの火葬車サービスを利用してとても良かったので、その体験を記しておきます。

ペットとの別れに直面した人の気持ちが私の体験談で少しでも休まるといいと願っています。

ご注意:記事の中ほどに火葬後の骨の写真があります。苦手な方はご覧にならないでください。




高齢猫の老化と突然の発作


目に見えてずいぶん年を取ったなぁ、と感じてきた半年でした。足は曲がってきたし毛並みもポサポサしてきていました。それでも病院通いをすることもなく、3日前まではキッチンの調理台に足場を頼りにジャンプしたり、2階まで階段をゆっくりゆっくり上り下りしていました。

それが金曜日の夜になって突然の発作。18歳の高齢猫が週末金曜日の夜からけいれんを起こします。突然の苦しそうなひきつけとうめき声に心がつぶれそうです。後ろ足が引きつり仰向けになり、前足で宙を搔いて何者かにおびえるようなうなり声で苦しむ姿にびっくりしました。

ちょうど家族の仕事が休みになる前日からの発症で、そろって世話ができて良かったと思います。離れて住む娘も息子からの知らせを聞いて急遽帰省してきました。子どもたちは猫と一緒に育ってきたのですから、家族・兄弟同然です。娘も黒猫の状態を見られて良かったと言って一泊して帰りました。

18年間も私たち家族を見守って癒してきてくれた黒猫に、感謝の気持ちしかありません。

突然のけいれんは、週末のくつろいだ夕飯時に起こりました。30秒ほど続くひきつけで、落ち着くと目を開けたまま寝ているようです。始めは2時間ごと、その後1時間おきくらいで発作を繰り返しました。

発作を起こすとコントロールできないらしく尿失禁を起こすので、ボロ布で抑えたり背中をなでて落ち着かせたりしました。夜遅くまで起きていられる夫と息子は夜に、早朝は私が見ていました。土曜日・日曜日と発作の間隔が狭まっていきました。

最期の時が近づいている 火葬か埋葬か

ペットの死が近づいているときは、悲しくて不安で他のことが手に付きません。それでも時々刻々と近づく別れを避けることはできません。

次はどうするか…?

インターネットで検索して自宅まで訪問してくれる火葬車サービスを知りました。

自宅の庭が広く埋葬が可能なら、お墓を作ることもできるでしょう。都市部やマンション、住宅密集地に住んでいたらそれもできません。

真夏ではないとはいえ、部屋に遺体を安置できるのもせいぜい1日2日くらいでしょう。我が家の場合は火葬しか選択肢はありません。

10年ほど前に7歳で死んだ猫の時は、ペット霊園併設のお寺に火葬と合同葬をお願いしました。タクシーで30分ほど離れた郊外にある寺に置いてくるだけで、後日お墓参りに行きました。同じ霊園も考えたのですが、車を持たない生活には不便な場所でした。

だからペットの火葬車が自宅へ訪問してくれるサービスがあると知ったときは本当にありがたいと思いました。まずはお骨にしてゆっくり考える時間が取れます。我が家の菩提寺も近年ペット向けの納骨堂を増設したので、そちらに安置してもらうこともできます。

平日の早朝に火葬する必要があった

黒猫は日曜日からは目を開いたまま意識不明の危篤状態で月曜日まで頑張って生きていました。私と息子は仕事を休むことができなかったので、夫が有給休暇を取りました。

夕方職場からメールで様子を聞くと、午後3時頃逝ってしまったとのこと。寂しい気持ちになると同時に、もう発作であんなに苦しまなくていいんだとほっとしました。

平日は仕事を休めないとなると、夜遅くか早朝に火葬してもらう必要があります。私はただでさえ暗い悲しい気持ちの時に夜遅くのお葬式は嫌でした。出勤に支障が少ない時間となると朝6時ごろ。早朝に対応してもらえるか、調べておいたペット火葬の会社に電話してみました。

ジャパンペットセレモニー

はじめに都合のつく時間を家族で決めておきます。もう夜8時になっていましたが、電話で相談すると翌朝6時に自宅へ来てもらえることになりました。ペットの種類と体重、住所と連絡先電話番号、火葬サービスの種類を伝えます。火葬車を停めて作業する場所の指定をします。自宅の駐車場や庭が広ければ良いのですが、ご近所の皆さんが不快な思いをされない場所にしたいです。

365日24時間対応でフリーダイアルで予約ができます。
悲しみと不安でいっぱいな状態で電話しますよね。気になることは遠慮なく質問すれば、丁寧に対応してくれてほっとしますよ。まずは電話で相談してみてください。

ペット火葬サービスの3プラン

ジャパンペットセレモニーは30都道府県で展開していますので、対応地域にお住まいでしたらおすすめできます。
火葬プランは3種類あります。家族にとって納得のいくプランを選んでください。料金はペットの体重別になっています。対応地域内であれば自宅までの交通費は無料です。

  • お引き取り供養プラン
  • 一任個別火葬プラン
  • 立ち合い個別火葬プラン

  • お引き取り供養プラン
    は、自宅まで遺体を引き取りに来てくれて、合同火葬・合同埋葬をするサービスです。お骨は手元から離れますが、料金を抑えたい場合は良いと思います。2~5㎏の猫なら17000円(税抜)です。

    一任個別火葬プランは、自宅に火葬車で来てくれて個別火葬をし、終了後はスタッフが拾骨をして骨壺・骨袋に納めて返してくれます。

    立ち合い個別火葬プランは、自宅に火葬車で来てくれて個別火葬をし、家族で拾骨をして骨壺・骨袋に納めて返してくれます。

    はじめ私は一任個別火葬プランでいいと思っていました。でも夫と息子は立ち合いで拾骨したいと言うので立ち合い個別火葬プランにしました。料金は23000円(税抜)でした。数千円の違いでも、立ち合いプランにして良かったと思います。

    立ち合い個別火葬プランにして良かった

    当日の流れを記しておきます。

    自宅に火葬車が到着する

    決めておいた時間の少し前に、スタッフのAさんから近くまで来ていると電話が入ります。早朝から違う家に行ってしまったら迷惑ですからね。きちんと自宅の場所をお伝えしましょう。

    車に乗せる

    火葬車の寝台を引き出してくれますので、家族がペットを台に載せます。少量のお花や好きだったおやつなどを供えることもできます。私たちは何もお供えをしなかったので、Aさんはお線香に火を付けて供えさせてくれました。

    移動する

    電話相談の時に打ち合わせておいた緑地公園の駐車場へ車は移動します。あとから私たち家族は歩いて行くので、先に火葬の作業をすすめてもらいます。私たち家族は猫が死んで気持ちがフワフワしてしまっているので、一旦部屋に入り緑茶を飲んで落ち着きを取り戻してから出かけます。

    火葬と冷却

    猫は小さいので、火葬から冷却までの時間は1時間ほどです。
    私たちが駐車場へ着いた時にはすでに火葬が済み冷却中でした。火葬炉を開け台を引き出すと、すっかり骨と灰になっています。あー、さらに小さくなってしまったなぁ...

    トレーに移してくれる

    台から直接拾骨することもできるけれど、20分くらいかかりますがトレーに移して拾いやすくすることもできます、と案内されます。Aさんはいつも選択肢を提示して選ばせてくれるので良いです。提案どおりにトレーに移してもらうことにしました。

    拾骨が秀逸


    Aさんは箸で丁寧に骨を拾ってトレーに並べていきます。本当に骨を一個ずつ拾うんですね。背骨からしっぽ、後ろ足・前足・あばら骨など、種類別にきちんとならべていきます.
    かかとや爪まで全部拾ってくれました。まるで博物館で見る恐竜の標本みたい。黒猫はカギしっぽだったのですが、カギになった骨があるんですね。Aさんは骨を拾いながら、肩甲骨がしっかりしている、骨が丈夫で崩れていないなど、丁寧に説明してくれました。

    骨壺に入れていく

    ペットの大きさに合わせた骨壺の大きさがあるようです。白い陶器の骨壺に、始めにAさんが細かい灰を入れます。その後家族に箸を貸してくれて、後ろ足の骨から2人ずつで骨を拾います。人間のお葬式と同じ。

    それからはAさんにお任せして、背骨からしっぽ・前足・あばら骨と肩甲骨、最後に下顎と頭を入れていきます。きちんと顔が正面を向くように入れていってくれました。骨になっても一匹の猫が座っているかのような形にしてくれるんですね。

    骨袋をかけ返却

    料金に入っている骨袋を金・銀から選ばせてくれたので、金色を選びました。黒猫の目は金色でしたからね。袋を丁寧にかけて紐を結んでくれます。
    もう、ほんとうにお骨になっちゃった・・・

    支払いとメモリアルフォトの案内

    最後に「ご依頼申し込み用紙」にペットの火葬を依頼した承諾書に署名して料金をお支払いして終了です。かかった時間は1時間40分くらいでした。

    立ち合い個別火葬プランには無料でメモリアルフォトサービスがあるので、申し込み方法など説明してくれます。ペットの写真データをホームページの申し込みフォームから送るとメッセージ付きのフォトスタンドにして郵送してくれるそうです。

    帰宅

    11年前に死んだ兄弟猫と一緒になったね

    きれいな袋に入った骨壺を息子が大事に抱えて帰宅します。自宅から少し離れた場所から朝の冷たい空気の中を歩いて帰ると、なぜか心が静かに落ち着きます。

    骨壺はしばらく仏壇に置いて、納骨はどうしようかなぁ。。。少し考えます。

    大事に一緒に暮らしてきた猫がいなくなるのは正直なところすごく寂しいです。

    でももう一匹いるからまだ救われます。猫と暮らしているおかげで私たち家族は助けられているのだと思います。

    私がブログをやっていてよかったと思うのは、悲しくても嬉しくても心に感じることを書ける自由があることです。別れが近づく闘病中でも不安なことや困ったことをインターネットで検索して情報を得たり、経験の一つとして記事にしようと思うことで気を紛らすことができました。

    必ず訪れるペットとの別れ。この記事が少しでも不安に思っている方の役に立てばいいと思います。

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