職業訓練校でWEBデザインを学ぶ求職者支援訓練を受講できることになりました。
WEBデザイン?20代か30代前半の若者がすることじゃないの?
いや、私もそう思いますよ。すみません、50代ですけど3倍の競争率を突破して合格通知を受け取りました。
そんな難関を通った秘訣は何なのか?
これからWEB関連の職業訓練を受けたいんだけど年齢が・・・と迷っている50代求職者にお伝えしたいことがあります。
「年齢は関係ないよ!」
興味があるならあきらめずにトライしてみてください。
50代なのにWEBデザインの職業訓練を受講できる理由
一度は不合格通知を受け取りましたが、どなたか受講をキャンセルされたのでしょうね、私は繰り上げ合格となりました。
いただいたチャンスを大切に、楽しみながら訓練に参加させてもらいたいと思います。
15名募集のところに49名の応募があった人気の講座です。私自身年齢を考えると受講できなくてもしかたないかな、とは思っていました。
若者でもないのになぜ?本当のところは面接官に聞かないとわかりませんが、理由を考えてみました。
穏やかに見えるから
職業訓練校は幅広い世代のそれぞれの背景を持った求職者が同じクラスで勉強したり実技訓練をしたりします。
訓練生は年齢も失業状態になった経緯もそれぞれ違うわけです。面接でも質問にあったように、人間関係にうまく対処できることを求められているようです。
私は30年もお母さん業をやってきて、8回の転職で色々な職場の変わった人たちに応じてきたので、かなり人間が丸くなっています。おかげさまで見た目も言葉遣いも柔らかい印象なのだと思います。
柔軟に見えるから
面接では就職しようという意欲を伝えるようにつとめましたが、事務系職種の職域を広げたいと柔軟性を見せたことがよかったのかもしれません。
インターネットで検索すればすぐわかりますが、WEBデザインの仕事の求人は30代前半までの若い人、東京など大都市の会社ばかりです。職業訓練でスキルを身に着けたところで初心者の50代女性が採用されるようなものではないです。
それはわかっているので、職種は何が何でもWEBデザインという硬直した熱意ではなかったから良かったのだと思います。
熱意と自信が見えるから
面接に合格した1番の理由は、私自身が自分を信頼していることが伝わったからではないかと思います。
就職したいのは本当。新しいスキルを身に着けて活用したい熱意も本当。
もし受講できなくなってもブログかWEBライターか、何かしらの方法で収入を得ていきたいと目論んでいるのも本当。
人気の講座なのだから若い人に道を譲ることになれば、それも結構。
そんな心の余裕が伝わったのかもしれません。
50代という年齢で決めつける思い込み
まだまだ世の中に年齢に偏見があるのは事実です。
20代など若い人が50代を見た時はもちろんのこと、50代自身が「私なんか・・・」「もうおばさんだから・・・」と偏った見方をしているのです。
50代だからと威張ることも遠慮し過ぎることも無いと私は思うのです。
50年の人生なんてこんなもん。ただ毎日を過ごして来たら50代の今があるだけなんです。
若いころに描いていた夢を実現できたりできなかったり、思っていたほど活躍できなかったり。
こんなはずじゃなかったと思う面もあるけど、結構楽しんできたかな~という場面も無いわけじゃない。
だから50代の自分を過大評価していばったり卑下しておばさんだからと言ったりする人って私は嫌いです。
50代というと固定観念が若い人たちにもあって、WEB関連の仕事なんて無理という偏見があると思います。
50代60代になったら男性はビル管理?女性は介護関連?そんな体力を使う仕事が良いって誰が決めたの?
いいじゃない、やりたければパソコン関係・WEB関連の仕事をやってみたって。
50歳からwebデザイナーになった人もいる
WEBデザインについて検索していたら50歳からWEBデザイナーになった方のサイトに行きつきました。
さらに世の中には80代でアプリ開発したりtwitterで発信したりする方もいらっしゃいます。
だから年齢はただの記号なのです。こうしてもう何年も前から人生の先輩たちはパソコンやインターネットを使いこなしているのです。
確かに私の友人や親戚の50代以上の特に女性は、インターネット・スマホが苦手な人は多いです。それは嗜好性の違い、好みの違いなだけなのです。
まずは自分から年齢の偏見を捨てよう
インターネットを使える時代は検索すればいくらでも情報を得ることができます。YouTubeで先人が方法や経験談をたくさん発信していてくれます。
そういう情報を上手に使わないと。
年齢や性別で決めつけるのは思い込みです。
やってみなくちゃわからない。
人生100年時代では50歳は2周目のスタート地点なのです。まずは実践。違ったら軌道修正すればいいのでは?
今日は私が50代なのに若者の職業と思われているWEBデザインの職業訓練校受講が可能になった理由を考えてみました。
50代という年齢だけで気おくれしている求職中の方には、50年生活して得た知恵と経験に自信を持ってほしいということを今日は特にお伝えしたいです。