職業訓練を6ヶ月もすれば、WEBデザインを仕事にできるほどになれるのか?
この記事は未経験の50代女性がWEBデザイン科に6ヵ月通ったのちにできるようになったこと・ならなかったことをお伝えします。
これから職業訓練を受けようかと思っている方、WEBデザインをやってみたいと気になっている方、特に年齢を気にしている40代50代以上の方の参考になればと思います。
できるようにはなったけど全然十分じゃない

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SNSやYouTubeなどで、未経験から数か月でWEBデザイナーになれたとか、フリーランスとして独立できたとか、華々しい情報が目に飛び込んできます。
独学で本や無料サイトを使ってスキルアップを達成した人もいるでしょう。
スクールに通って集中して技術を磨いた人もいるでしょう。
6か月の訓練が終了しようとしているこの時期に私が感じていることは、職業訓練で得られるスキルはゼロじゃないけど合格点からは程遠いってところです。
いや、始めから講師の先生には言われていたんですよ。
6か月の短い期間にできる内容はWEBデザインのキホンのキだって。100%の内の4%くらいだって。
PhotoshopやIllustrator、DreamweaverやWordPressなど、触れたことの無いツールや初めて出会うシステムなら、こういうものがあるんだな、くらいで良いですって。
だから私は使ったことのあるWordPress以外はチンプンカンプンで終わってしまいました。
作り上げたWEBサイトを一つ、クラスの卒業制作発表で見せ合うことはできたけど、まだまだやることがあるなぁ。。。と遠い目です。
6か月目でやったこと

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6か月目の最終目標はWEBページを一つ完成させることでした。
研修生それぞれがほぼ毎日パソコンに向かいっぱなしで自分のオリジナルサイトを作っていきました。
HTMLでページの内容をマークアップし、CSSで見た目を整えます。JavaScriptやjQueryで動きを付けたりリンク先に飛べるように指定したりします。
スマホでも表示崩れが無いように数値を調節しながらレスポンシブ対応にします。
初めてHTML・CSSのテキストを開いた6か月前には何もわからなかったことが、今はできています。
上を見れば遠く果てしない気がして挫折しそうになるけど、ふと後ろを振り返れば、曲がりなりにもよく頑張ってきたと思えるのです。
6ヵ月通ってみて良かったこと
職業訓練校に通えたメリットはいくつもあります。
授業料無料で質問できる環境をいただけたこと
規則正しく通う生活ができたこと
仕事にしようと思えばまだまだいくらでも学び練習する必要があるとわかったこと
就職支援の授業やキャリアコンサルティングもあって、本当はどんな職種、どんな働き方をしたいのか考え直す機会を得たこともメリットの一つです。
50代という年齢は20代30代の若いクラスメートと一緒でも何の障害にもならなかったですよ。
就職訓練や新しいスキルを得ることに、年齢を気にしてためらう必要はまったく無いです。
残念だったこと
デザインツールをうまく使えるようになれなかったこと
一通りは教えてもらえたけど、再度一人でできる自信が持てないこと
練習が足りていないこと
言い訳をすればツールは起動から初めてだった状態なので、単純に練習時間が足りていないと思っています。
AdobeCCを学生価格で購入できたので、訓練修了後に自宅で最低限は練習しようと思っています。
でも、苦手かもしれないデザインに時間を割くよりも、コーダーとしてお仕事をしていけるレベルに上がれるようコーディングの練習をもっとしていきたいです。
これから必要なこと

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独自の就職活動と勉強の継続
年齢と実力の現実から目をそらさない
私にできることをするしかない
職業訓練は就職できることを目標にしているので、ハローワークに相談に行ったり求人を検索したりはしています。
ただ、実際に求人に応募してみて実感するのは、ここでは年齢の壁は絶対あるということです。
WEBデザイナー募集の求人だけでなく、一般事務・貿易事務などでも同様です。
募集する企業の立場に立てば当たり前かもしれません。
50代の自分は健康で職歴もあって即戦力のつもりをしていても、世の中はそうは見ません。
50代後半になれば、もう企業に雇われる働き方は違うのかもしれません。
フリーランスになるか起業するか。
幸いインターネットにつながるパソコンを使えるならば、学び方も新しい働き方も収入を得る方法もあるのです。
いよいよ働き方を考え直す時期に来たのだと感じています。