WEBデザイン科の職業訓練4か月目が過ぎようとしています。
50代でWEBデザイン?と本人さえ疑心暗鬼でしたが、なんとか今までしがみついてきました。
4か月の時間の経過で感じ始めたのは、「デザイン」か「コーディング」かのどちらかに特化したほうが良いのではないかということ。
50代でどこまで可能なんだろうと期待していただいている皆様。年甲斐もなくムリなこと挑戦しちゃってと期待もしていない方々。
どちら様にもご笑読いただけたら幸いです。
4か月目の授業内容
4か月目ではWEB制作実習とグラフィックデザインツール実習がありました。
WEB制作実習では既存サイトを模写・アレンジしながらWEBページを作っていきました。
指示書を参考に検証ツールやソースコードをのぞき見たりしながら参考サイトのページに似せて作ります。
PCでもスマホでも見られるレスポンシブデザインにすること、リンク先ページに飛べるようすることなど、四苦八苦しながらコードを書いていきました。
今までの授業では先生が打つコードをそっくりマネしていただけなので、いざ自分でコードを書くとなると何もわかっていないと実感しました。
それでもうまく表示されたときには達成感がありますし、やはり嬉しいですね。
そして次に始まったのはグラフィックデザインツールのIllustratorとPhotoshop。
私は全く初めて触るツールなのでドキドキです。
始めはテキストに沿って新規作成の仕方からツールバーの使い方など講義が進みます。
で、いきなり撃沈。
タブからドロップダウンしたこの項目を選択し、shift + ctrl + Altがどうのこうの・・・
まるでチンプンカンプンです。
おかしいなぁ。高校までは選択科目にしてまで美術は好きだったはずなんだけどな・・・
苦手意識が生まれてしまうともう頭に入ってきません。
クラスメートには既にツールを使ったことがある人、絵やデザインが得意な人がいて、水を得た魚のように嬉々として進めています。
デザインとコーディング 二兎は追えない
この7日間の授業ではっきりしました。私はデザインには向いてない。
丸描いたりライン引いたり色付けたりは楽しいけど、きっと仕事にはならない。
DTPとかバナーやチラシ作ったりとか、収入を得られるスキルを身に着けるには時間が掛かり過ぎる。。。
一応求職者支援の職業訓練なんだから、仕事にできそうな技術を得られるようになりたいです。
WEBデザインって、ホームページを表示するためのコーディングや装飾技術と、バナーやロゴを作るデザインとに分かれると思うのです。
もちろん両方ちゃんとできる人も大勢いると思うけど。
50代の私は両方やるには時間も能力も足りていないです。
今後ツールを使う練習を重ねていけばもしかしたら上手になるかもしれないけど、私はコーディングのほうを頑張ろうかなと思ったのでした。
今できないことをできるようにするのは時間が掛かる。
50代の私にできることは、今できること・好きなこと・得意なことを伸ばすことじゃないのかな?
50代の強みを活かしていきたい
6か月間の訓練期間中にキャリアコンサルティングという面談が2回あります。
長年企業の人事部で仕事をして来られたコンサルティングの先生が職業相談に乗ってくれます。
受講生は今までの職歴や今後就きたい仕事の希望などを書類に書いて提出しています。
面談で最初に聞かれる質問が、「あなたの長所・強みは何ですか?」でした。
少しとまどいましたが、「感情の起伏が少なく落ち着いていると人に言われます。」と答えました。
思い返してみればこの人生50年、いろいろなことがありました。落ち着きますよね、そりゃ。
その受け答えの声や姿勢、態度をほめられたんです。人間性を肯定されたようでホッとしたんです。
50代の強みってこれじゃない?経験からくる落ち着きと包容力。
目標を見直しできることをしていくしかない
そんなわけで、今の私にできることはコーディングの練習を積んでコーダーになる道を見つけていくことと、今できることを続けていくことだと思いなおしました。
デザインツールの使い方でつまづき気持ちはかなり落ち込んでいたけれど、今できることをするしかない!という基本に返った気持ちです。
私は文章を書くことが嫌いじゃないし慣れている。ライティングもできるかも。
ブログを書いたり文章を書いたりすることが苦も無くできることを思いなおし、WEBライティング案件をクラウドワークスで受注・納品しました。
訓練はあと2ヶ月を残すのみ。目標を再確認しながら持ち前のしぶとさで授業についていこうと意を新たにしたのでした。