50代の派遣社員は猫に癒されつつ派遣契約を更新し続けて4年となりました。
でも現在の3か月契約が終了するのを機に次回の契約継続を止めました。
契約更新をしないことを派遣会社と最終確認した後すぐに、求人情報が掲載されたのは少しショックではありましたが。
契約期間満了で次回の更新をしなかった50代派遣社員でも、デメリットは無かった転職経験談です。
暇すぎたことが派遣契約を更新しない理由
ありがたいことに派遣先の職場では引き留めてもらえたことはちょっと嬉しいです。私のスキルでも役に立っていた部分はあったのかな?と。
いろいろ理由は後付けできますが、要するに私はマンネリ化した生活を変えたかったのです。日々不満に思う気持ちを心に溜めたまま澱んでいてはいけないと思うのです。
不安?ありますよ。50代で次の仕事が決まっていないのですから。
単調な派遣事務と暇過ぎる苦痛
派遣社員の仕事は正社員のサポートだということは重々承知です。
社内システムを使用してのデータ入力や書類作成。
メールへの対応やワード・エクセルで既に作成されている書類の修正。
人間関係は外の人が見てもわからない
派遣先ではこの大企業の精鋭が集まっているのではないかと思う部署にいるので、30代40代の優秀な正社員さんたちを見るのは感動的でさえあります。
世の中には優秀な人がいるものだなぁ、ご両親はどうやって子育てしてきたんだろう、と母の目で見てしまったりします。
朝や帰りのあいさつ無し。声掛けなし。頭の上を飛び交う声に身を低くして「ここに感情を持つ人間が一人いるのわかってる?」とイライラする日々。
人間関係の良し悪しは外から見てもわからないのですよ。
契約期間満了なら失業保険給付の待機期間は付かない
このブログを読みに来てくださった方は、契約更新をしない理由をどうやって先方に伝えようか、契約更新しないことでデメリットがあるのではないかと心配している方だと思います。
飾ることなく正直に伝えればなんのデメリットも無かったことを下記記事に書いていますのでご覧ください。
派遣契約はもともと長期の仕事でも3ヶ月ごとの更新で有期雇用です。だから契約期間満了なら誰にも遠慮することなく更新か終了かを選ぶことができます。
転職活動をする時に気になるのは、自己都合退職だと失業保険給付に待機期間が付いてしまうことでしょう。ところが私には待機期間は付かなかったです。
なぜかというと、現在の派遣先での契約は終了したいけど別な派遣先の紹介を希望していたからです。それでも派遣元からは紹介がありませんでした。たぶん私が50代だったからだと思います。年齢のことは言われませんけどね。それが実態だと思います。
失業保険給付を受けにハローワークに出向きますね。その時にキチンと失業に至った理由を正直に話すことです。もしかしたら地域によってハロワの担当者によって対応が違うこともあるかもしれません。
私の場合はハロワの担当者が派遣元に電話で失業理由を確認してくれました。新たな派遣先の紹介を希望していたにもかかわらず紹介が無かったということで、給付制限無しになったというわけです。
派遣先企業にはどうしても若い年齢の派遣スタッフを欲しがる傾向があります。まぁ、仕方ないことです。でも同じ派遣先企業の求人がしばらく掲載されていたりしますから、人手不足は深刻なのでしょう。
まぁ、そのうち女性だからとか50代だからとか言っていられないほど人材不足になる気がしていますけどね。だからこれから就職活動する方には良い時代になりつつあるんですよ!少子高齢化バンザイ!ってところでしょうかー。
派遣契約更新しないと伝えた直後に求人広告が出た
いや、いいんですよ。早く募集しないと引き継ぎ期間が短くなって困りますから。だから派遣会社の営業さんに、急いだほうが良いですよと言っていたのは私ですから。
でもネット上で求人広告を見たら、なんだか寂しいような気分にはなりますね。
これから仕事探しをするなら、だんぜんインターネットの求人サイトが情報が速いですよ。
新聞チラシ広告や駅に置いてある無料の求人情報誌なんかは、連休などが間に入ると情報が遅いです。
同じ仕事の案件でも派遣会社によって時給に差があることがありますから、求人情報を見る時はよく比較したほうが良いです。3社で紹介されている同じ派遣先案件の時給が50円ずつ違ったりしますから。
その中でも派遣会社は大手を選んだほうが良いです。社会保険加入はもちろんのこと、トレーニングや優待などの福利厚生が充実しています。
最終的には担当してくれる営業さんとの相性が大事ですが、こればかりは実際に担当してもらって進行中の仕事の悩みなどを相談する段にならないとわからないことが多いです。
身の丈を知る必要もある50代の転職
私は40代まで、と言うかついこの間まで通訳ガイドの仕事をしたかったので、役に立ちそうな資格を取ったり研修に参加したりしてきました。
資格を取る勉強には時間もお金も掛ったし、役に立つと思って始めた添乗員は神経の磨り減ることも多かったです。
夢を追うことは生きる力を与えてくれる半面、挫折や落胆が付き物なのかもしれません。
でもわかったんですよね。夢ややりたいことと、できることは違うって。
多分私には事務仕事が合っている。外国人に旅行先を案内する対人の仕事よりも、一人で黙々と書類作成をするデスクワークが合っている。
夢を追って努力してきたことは何も無駄にはならなかったけど、50代になってわかる自分の身の丈があると思うのです。