50代も終わろうとしている今になって、派遣事務求人の紹介を受けられるとは思っていませんでした。
これまでの求職活動で年齢の壁の高さはイヤというほど感じていたので、私はこれからはパート・アルバイトで短時間働くか、頑張って在宅ワークをするかとあきらめてましたから。
50代で派遣はムリ、50代女性は転職できないと言われ続けていますが、「仕事に就くことは可能だよ」とお伝えできればと思います。
私の50代の友人もこの春就職を決め、私も勇気をもらっていたところでした。
アラフィフでもアラカンでも求職をあきらめる必要は無いですよー。
50代女性が派遣事務に応募した
求人案件をネットで見つけてから職場見学まで、ほんの1週間のできごとです。
「地域名+50代女性仕事」で検索したら、意外にも英文事務派遣の求人がヒットしました。
通勤するには近い。時給も悪くない。いままでの経験も活かせそう。しかも50代が応募してもOKらしい。
どうする?これはダメもとで応募してみるでしょ。
ソファでテレビを見ている夫に、こんな案件見つけちゃったんだけど・・・と言ってみたら。
いいねいいね、やってみなやってみな! えーっと、労働するのは私なんだけど。。。
前の仕事を辞めるまでは自宅に居たいと思っていたし、平凡な専業主婦の生活は嫌いじゃないのですが。
やっぱり家の外の職場に規則正しく通勤して、気の合う仕事仲間とグループを組んで作業するのが好きみたいなのです。
今でもWEB制作で仕事を受けられるように頑張ろうと思って勉強は続けています。
だけどまだまだ収入を得る目途がまったく立たない中、銀行口座の残額が減っていく不安に負けました。
SNSやYouTubeで若いWEB制作フリーランス成功者の発信を見るにつけ、私には時間がかかりそうだなとモチベーションは下がっていました。
定年退職後の夫とニートな息子と失業中の私。
いい大人が3人そろって平日昼間から仲良く自宅ランチしている幸せな生活は、きまじめ過ぎる私には耐えられなかったのです。
50代転職はダメもとで応募する
その求人情報を始めに見つけた派遣会社には未登録でした。
すぐに登録と応募をしました。
すると登録したメールアドレス宛に折り返し自動返信メールが。求人案件に紹介可能な場合のみ営業日3日以内に連絡をもらえるとのこと。
どうかなダメかなと思いつつ、2日目までは淡い期待を寄せて待ちました。
でももう一度グーグル検索してみたら、今度は他の派遣会社2社でも同じ英文事務案件らしきものを求人しているのを発見。
2社のうち1社は私はもう使わないと決めていた派遣会社なので無視。
もう1社は以前に派遣契約して勤め始めて4日で私がギブアップして、失礼にも契約撤回してもらった会社。
そんな失礼なことをしたから今後は派遣紹介なんて頼めないとあきらめていたんですよね。
仕事紹介から面談まで
でも思い切って応募してみたら、翌日にはなんとその案件紹介の電話がきました。
求人票に沿って勤務地・給与・業務内容の説明などがあり、応募の意思を確認されます。
紹介をお願いすると、派遣先企業に確認を取って面接日を追って知らせるとのこと。
翌日には指定の面接日で可能かどうかの確認電話をもらい、メールで詳細が送られてきました。
面接の服装・髪型は要注意
すぐに着られるスーツ・ジャケット、持ってますか?
私は添乗員もやっていたから4着あったはずなのに、全部サイズアウト!困りましたよ~
せめてスーツジャケットの前ボタンがきちんととまるものを1着は用意しておきましょうー!
もう仕方ないので姉のお下がりでタンスにしまってあったジャケットと黒のテーパードパンツでしのぎました。。。
服装と髪型の清潔感はもちろんのこと、面接ではきちんと感は大切にしたいですね。
以前面接時に清潔感が足りなかったロングヘアーのスタッフ候補者がいて、派遣先企業面接担当者からクレームになったことがあったと、電話をくれた派遣会社の担当者から聞きました。
服装のほうは、特に更年期後の50代は体型が変わりやすいようなので(実感)、サイズの合わないものはサッサと買い替えましょう。
面接当日の流れ
当日は派遣先企業との面接予定時刻の30分前に派遣会社の営業担当と待ち合わせでした。10分前集合で十分でしょう。
ところが。乗る予定の電車を逃した!
焦りますね、やはり。面接日のための確認メールをプリントアウトしておいて本当に良かったです。営業さんの携帯電話番号を知らせていただいていたのですぐ電話しました。5分遅刻しました。
営業担当の車で面接場所まで移動する前に、面接前の打ち合わせをしました。
求人票にある業務内容や勤務条件の再確認と、営業さんから派遣先企業担当に聞いてほしい疑問点などを打ち合わせます。
面接場所では配属部署のリーダーと業務担当者が待っていました。
あいさつの後、まずは会社の全体的な説明と所属部署の仕事内容の説明、担当する作業の説明がありました。
その後キャリアシート(登録内容を元に派遣会社が用意した私の職務経歴書)を見ながら、私自身が今までの業務経験などを話します。
そして質疑応答と、営業担当から業務内容や残業時間など労働条件の確認がありました。
面接時間は30分くらいでした。
仕事はある。求人情報はマメにチェック
面接・職場見学が無事終了し、社屋を出てから面接の感想と気になるところがあるかを営業さんに聞かれました。面接の結果は数日後に連絡がきます。
思い立って求人検索をしたのがほんの1週間前です。面接まで案内してもらえたことに感謝します。
と同時に求人情報はマメにチェックすると、先月は無かったような求人情報が今月は出ているってこともあると気づきました。
だから仕事が見つからないとあきらめてしまう前に、時期をずらして検索して仕事探しをすると良いのだと思います。
派遣会社登録は複数で
こんなわけで私の派遣事務応募・面談・職場見学は終了しました。
最初に求人を見つけアクセスした派遣会社からは電話もメールもありませんでした。たぶん派遣先に紹介できる人材と認められなかったのでしょう。
他のもっと若いスキルの高い候補者を得たのかどうかはわかりませんが、ホームページの求人欄には相変わらず同じ案件が掲載されています。
派遣会社の登録は3社以上しておくと良いと思います。派遣会社によって同じ案件でも欲しい人材への基準や対応、時給が少しずつ違ったりします。
50代女性の仕事探しは簡単ではないですが、まだまだあきらめることもないかな?と思います。