派遣契約の業務内容が思っていたものと実際が違っていた時、あなたならどうしますか?
派遣元の求人の説明では気に留めなかったことが、実際に派遣先の職場に入ってから大きな違和感になることがあります。
今日は私が派遣転職で4日で契約終了にしたいきさつと手順をお伝えします。
契約期間短縮するほどの理由は何だったのか
契約期間短縮、契約破棄は穏やかな離職ではないですよね。
それを避けるためにまず最初にあなたができることは、派遣元からの仕事紹介と派遣先との面談までの時点で、疑問点は明らかにしておくことです。
私は派遣での就業が数回あるので、あまり警戒心が無かったのかもしれません。この確認作業が甘かったと反省しています。
私の場合、事務では普通によくある業務内容として入力・ファイリング・データ集計までは良かったのです。その他として諸々の雑務をひとまとめにした内容が問題です。
その他部署内庶務雑務って・・・?つまりブラックボックスですね。他にも残業はほとんど無しと聞いていたのに月末月初は残業有りだったことが判明しました。
派遣元営業は派遣先の細かい業務内容まで詳しく知らされているわけではないようです。
派遣スタッフは前任者からの引き継ぎを始めて、初めてそんな難しい作業をするの?と知ることになるのです。
自分のスキルが即戦力として使える範囲だったらなんとかなるでしょう。なんか違うけどできるからしばらくやってみるか~と思えれば、たぶん続けていけるでしょう。
でも、その作業が新しく学んだり練習したりが必要なこと、その会社独特の煩雑な手続きが必要だったりしたらどうでしょう?
さらに前任者がデキる人で、後任者になぜできないんですか?という風だったら?
これは違う!と思ったら派遣元営業担当に相談する
派遣契約は期間が決まっています。2~3ヶ月の長期契約でも就業開始から1か月くらいで最初の更新時期が設定されています。
ふつうお互いの同意無く契約途中で終了させることはありません。労使お互いのトラブルの元なので。
いくらあなたがもうあんな職場行けない!と思ったとしても、黙って欠勤逃亡するわけにもいきません。まずは派遣元に事情を相談しましょう。
なぜなら派遣元と派遣先の会社同士にも契約があり、他の派遣スタッフに悪い影響があったらいけないからです。
派遣先に交渉してもらうか、辞める
派遣元営業にはもうすこし様子を見ましょうと引き留められるでしょう。
数日様子見ができるのであれば勤務を続け、それでもダメなら再度相談です。
きちんとした派遣会社なら派遣先に連絡を取って改善できる面がないか交渉してくれます。
営業担当の力量次第のところはありますが、誠実な対応をしてくれる派遣会社に登録することが大事になってきます。
こればかりは経験が豊富な大手が良いのか、聞いたことのない中小派遣会社でも小回りがきいて良いのか、わかりません。
契約期間短縮に関する確認書に署名する
辞めると気持ちを決めたらそれ以上は引き留められません。
職場には翌日始業前に休む旨電話連絡を入れ、後は派遣元担当営業が派遣先担当に事情を説明してくれます。
派遣会社を訪ね契約期間短縮の確認書に署名します。これは派遣会社と派遣スタッフのお互いがこの雇用契約を終了し、今後異議申し立てをしない、という確認です。
その後派遣会社には派遣先からの貸与品を返却してもらいます。
失敗したと気づいたら感謝の気持ちを持って辞める
社会生活は人間同士の信頼関係です。
相談や連絡、時間厳守をして相手の信頼を得ておくことは、会社勤めだけでなく社会で生きていくためには大切なことだと思います。
こちらもお手数をお掛けしていると、派遣会社担当に感謝の気持ちを表すことは大切だと思います。
私はその派遣会社からの仕事紹介は今後無いと覚悟しましたが、すぐに他の案件を紹介されました。人手不足なんだなぁ、と実感する瞬間でした。それでもさらに時給が下がる交通費支給の無い案件だったのでお断りしました。
派遣での働き方は年齢が高くなっても仕事に就ける良い方法だと思います。
派遣会社が間に入ることで職場とのトラブルが緩和されるのはありがたいことかもしれません。
今回の私の転職失敗談が今後どなたかの役に立つことがあればいいと思います。