派遣事務は30歳を超えると仕事紹介が激減するとささやかれる中、50代で派遣事務に就けていることは幸せなことだと思うのです。
でもそれが暇すぎてつらい毎日だったら、我慢して続けていく必要はあるのでしょうか?
年齢による転職リスクを考えて不安・不満を抱えていても何も解決しません。
自分の得意なこと・強みを再確認して、転職を考える時期にきているのかもしれません。
派遣社員は正社員のサポートの立場
派遣事務で暇ほどつらいことはありません。
仕事するために就業契約を継続し、毎日通勤しているのです。
仕事量に季節的に波があることは承知してきたつもりです。
でも手元に作業が無いときは、本当に一日中無いのです。
派遣社員は基本的に正社員から仕事・作業の指示が無ければ動けない立場です
仕事内容については派遣元営業と派遣先企業担当者とで調整するものです。
あまり暇すぎると何かやることはありませんか?と聞くことはあります。
けれども私はなるべく勝手に気を利かせて動かないようにしています。
派遣社員の立場とはそういうものです。
仕事をするふりが仕事になっている?
派遣事務の場合は事務所のデスクでパソコンの前に座って作業をします。
他の社員が静かに忙しそうに仕事をしているところで目立った行動はできません。
あまりに暇だからと言って、持ってきた本をめくるのも気が引けます。これ見よがしにやってもいいのですけど。
頻繁に休憩に立つこともはばかられます。
たとえ仕事が何もなくても、黙って静かに座っているしかありません。
私は急に作業が出てきたときのスタンバイ要員なのだと割り切って座っています。
あまりに暇過ぎる時は、コーヒーを何杯も飲んで毎日がネットカフェ状態です。
暇すぎると自尊心が崩れる
真面目な性格であるほど、仕事をするふりが情けなくなります
そんな日が続くと、こんなことではダメなんだ、私がダメなんだ、と自己否定が始まります。
50代で転職する難しさは見聞きしているので、簡単に行動に移せないことへの苛立ちが自分を責めます。
専門職・技術職なら別でしょうけど、もともと派遣事務員に任される仕事内容はワークシェアの範疇だと思います。
正社員は仕事量が多くてとても忙しく、残業だらけだったりします。
すると外部の人材に委託しても支障ないような軽微な作業を派遣社員に委託します。
それは社内システムのテンプレートに決まった名前や商品番号を入力することだったりします。
こんな作業、私でなくても。誰でもできる・・・と自尊心が崩れていく音がします。
持っていたはずの強みも活かすことができない
就職活動をする時、派遣会社に派遣登録をする時、履歴書や職務経歴書で自分の強みを見直し、採用されるように強調して書きます。
自分の持っている力を最大限発揮できるように練習している技術もあるでしょう。
英語であったりパソコン作業であったり、一番自信がある時期というのは求職中なのかもしれません。
マンネリ化した作業が毎日続くと、あるいは暇すぎて手順を忘れてしまいそうに作業の頻度が減ると、持っていたはずの技術も錆びついてきます。
これは私も実感があります。そして自信を失っていくのです。
https://piyoeigo.com/not-so-busy/あなたの強みは何ですか?
だれでも持って生まれた性質や成長する過程、長年生活してきた過程で獲得した長所があります。
自覚しているものもあるでしょう。自信が無かったら家族や親しい友人に聞いてみると良いです。
私の強みは何?良いところってあるのかなぁ?
結構自分で思っていたことと他人から見たことが一致しています。
あるいは他人から私の長所だと指摘されたことが逆にとても新鮮だったりします。
強みを再確認することでモチベーションを上げる
仕事に悩みがあると派遣サイトの仕事情報を検索したり、転職サイトを閲覧することが増えます。
私はあまりに暇な毎日なので、リクナビNEXTのグッドポイント診断をやってみました。
2択の質問に次々答えるだけで自己分析ができます。
時間制限があるので直感で判断していくので迷う暇がありません。
結構同じような設問があって、あれ?さっき答えたのと逆かも~?と思うかもしれませんが、構わず進めてください。
およそ30分かかる簡単なテストですが、なかなか面白いです。まるで占いみたいです。
出てきた結果に妙に納得できてしまうんですよね。あー、そうそう。あるある、みたいな。
すぐに転職に踏み切る予定でなくても、強み診断は一度やってみることをお勧めします。
強みの再確認をするということは、長所を褒められていることです。
そうだ、私にはこんな良いところや強みがあるじゃないか!と自信を回復できますよ。
どうぞ試してみてくださいね。
50代でも転職を考える
50代で転職は無理!無謀!50代でできる仕事なんて限られてる!
そういう声は数多く見聞きしますけど、本当にそうですか?
子どもが独立し、住宅ローンの完済も目前、夫は定年退職と継続雇用、となれば、多くを望まなければ50代女性の転職はなんとかできると思うのです。
子育て世代30代の転職と子育て終了の50代の転職は、働く意味も方法も全く違うと思うのです。
50代は残りの半生を悔いのないように生きる必要があるのです。
もう時間が無いのです。
だから我慢し過ぎることなく心穏やかに過ごして生きたいと思います。