なんとなく憂鬱。なんだかやる気が出ない。
そういう日もあります。
この沈んだ気持ちを浮き上がらせる方法はないものか?
子育てを卒業して脱力感がある人もいるでしょう。
目の前にトラブルがあって悩みの原因がはっきりしている人もいるでしょう。
今の私はどちらでもない。
心の声に耳を傾けて憂鬱な気持ちを晴らす方法を探してみましょう。
なんとなく憂鬱の原因は無い
はっきりした問題があるわけでもないのに気持ちがふさぐことってありますよね。
私はそれには原因も理由も無いと思っています。
私にはなんとなく気持ちが上向きにならない日っていうのがよくあります。
50代って年齢だけを見て「更年期でしょう?」って他人は片づけようとするかもしれません。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
実は本人にもよくわからないのです。
むしろ解決が必要な課題が目の前にある時のほうが、落ち込んでいる場合じゃない、前に進まなくちゃ、と気が張っていると思うのです。
目標がはっきりしているから、解決のために動かないわけにはいかないから、なんとなく憂鬱なんて悠長なことは言っていられないのです。
気持ちがふさぐ時にできること
何もしない
音楽を聴く
本を読む
外へ出る
人と話す
何もしない
気持ちが落ち込んでいる時にすることで私が一番いいと思うのは、何もしないことです。
部屋の隅で、ベッドの上で、ダイニングチェアーの上で、膝を抱えてぼーっとすることです。
思えば私は子どものころから空を見上げて雲が流れていく様子を見ているだけの時間が好きでした。
一方向に流れていくだけの時間を見る。
もう戻らない時間を見る。
真面目な人ほど時間を有効に、マルチタスクで大量の作業をこなして短時間で成果を出そうとするのかもしれません。
でもそこからちょっとはずれてみても良いのではないかな?
音楽を聴く
ピアノでもギターでも楽器をできる人なら気の向くままに奏でることができますね。
私は楽器を何もできないので、始めたばかりのギターをYouTubeを見ながら自習しています。
うまく音が出ないからそれも憂鬱の原因かもしれないです。
だからアマゾンプライムミュージックで落ち着く音楽を聴いています。
音楽っていいですね。音楽でも絵画でも、芸術は心を癒すためにあるのです。
気持ちがふわふわ落ち着かない時には、クラシックでもジャズでも気持ちが静かになる音楽を聴きながらいい香りのコーヒーを飲むに限ります。
本を読む
読書が趣味な人は幸せです。本の世界に没頭することができるから。
私は本を読むのが遅いので、なかなか本に手が出ません。しかも悲しいかな、老眼が進んだのか字を読むのがおっくうになりつつあります。
それでも小説やフィクションの世界に入ると、私とは違う人の人生を見ることができて、本ってすごいなと思います。
新しい発見と可能性が広がるヒントを得られる本に出合うと、前を向ける気がしてきます。
外へ出る
この頃なんとなく憂鬱になる原因の一つは、外出を控える生活になっているからかもしれません。
新型コロナウイルスの感染予防のために外出自粛が続いてきて、好きな旅行も控えているし、自由に出掛ける気持ちになれない世の中の雰囲気が重いです。
マスクをして散歩するのも良いけれど、庭先に出てガーデニングするほうがいいかな。
天気が良ければ空を見上げて雲を見てぼーっとできるのだけれど。
やっぱり旅に出たいですね。
外出を控えなくて済む状況が待ち遠しいです。
人と話す・声を出す
外出自粛とあいまって、イベントも開催中止が相次いでいます。友人や同僚と集まって食事することも控えているし、他人と話す機会が減っているのは良くないですね。
やはり人間は人と人とが関わり合って生きている生き物だから、一人で沈黙していちゃいけないと思うんですよね。
せめて口を開けて声を出すことはしないと。
私がよくやるのは音読です。これなら一人で声を出せる。
それからブログで発信することも、気持ちを外へ出す助けになります。
つまり一人でこもっていちゃいけないってこと。
気持ちを人に話す。声に出して話す。
なんとなく憂鬱、なんて一人どんよりしていてもなにも良いことはありません。
うつになる前に気持ちを発散する方法をみつけないと。
なんとなく過ごす時間も大切
不安や悩みを抱くのは生きている限り自然なことだと思うのです。
それを取り除こうと思うから、より気持ち良く生きたいと思うから、みんなもがいているのです。
だから無理に不安を無くそう、悩み過ぎるのは良くないと自分を責めるのは逆効果で、かえって焦りが増えてしまうでしょう。
だったら何をすればいいか?今できる最善をすればいいのです。
空を見上げる
旅に出る
花を育てる
何をしても良いのです。今日が人生で一番若い日です。なるようになる。
なんとなく気が晴れない、なんとなく力が出ない。
そういう日があったっていいじゃないですか。そういう立ち止まる時間も大切な人生の一コマ。
私はこうしてブログを書いて気持ちを吐き出す場があることに感謝します。
元気が出ない日は心の声を聞く
起きてもいない不幸を想像していませんか?
実際の生活は本当はとても恵まれていて幸せなはずなのに、それに気が付いていない。
たしかに毎日ニュースでは多くの事件や事故が報道されていて、本人の力ではどうしようもないアクシデントに遭遇して苦しんでいる人もたくさんいます。
でもそうなってしまった人はその時できることを一所懸命考え対応しています。
その時できることをその時考える。それしかないのではないかと思うのです。
まだ起きてもいないことを不安に思って、今あれこれ悩んで苦しむなんて、今という時間がもったいないです。
悩み過ぎて眠れなかったりご飯を食べられなかったり、起きてもいない心配事で体を壊すことのほうがナンセンス。
無理をせず自分の心に素直になって、元気が出ない自分の気持ちに寄り添う時間も必要かもしれません。