WordPressブログを始めてからというもの、個人ブログで日記のような記事を書いてはいけないような気がしていました。
WEB上で文章を書くことがブログ。
だったら実用的な記事だって日記のような記事だって、自由に書いていいはず。
せっかく始めた個人ブログを書く手が止まってしまうくらいなら、いろいろな制約を付けることはやめて、自由気ままに書いても良いと思うのです。
日記も書きたくてWordPressブログを分割してみた
6年ほど更新を続けてきた私のブログは300記事ほどになり、内容は子どもの巣立ちの悩みから50代の生活や転職などトピックが広がってきていました。
年数が経つにつれ息子の就職や娘の結婚など意識の向く先が多様化したり、WordPressブログを副業としても発展させていきたい欲がでてきたり。
ブログ運営のしかたをめぐって50代母の頭の中はごちゃごちゃになってしまっていました。
記事更新の手も止まりがち。
ここらで一旦立ち止まり、仕切り直ししたいと思ったのでした。
転職や仕事に関する記事のまとまりと、子どもや生活関連の雑多な記事群とを分けることにしました。
浮かんでは消える50代女性の心の動きや生活の悩みを、日記のように気ままに書ける場が欲しくなったのです。
他人の役に立つ記事を書かないとダメなの?
書くことが好きで始めたブログのはずなのに、なぜかここのところ記事更新ができずにいました。
無料ブログを使っていた初期の頃は、記事を書くことに慣れていないせいもあって、わりあい好き勝手にキーボード叩いて気の向くままに記事を書いていたように思います。
でもブログで稼ぐ方法があると知ってWordPressに転向してから、「稼げるブログを書く方法」を発信している有名ブロガーやらインフルエンサーやらの記事を読むようになります。
すると効果的な記事の書き方とかトピックの展開の仕方とかたくさんの情報に触れるわけですね。
ブログ論として「読者の役に立つ記事を書け」「個人の日記なんか誰も読まない」って拡散されているわけです。
始めのうちこそ目からウロコ!と飛びつくようにまねしたりしますよね。
ただそんなに上手にマネできないから、だんだん疲れてきてしまうのです。
もちろん読みに来てくれる読者にとって私の経験談が何かの役に立ったらそれはすごくステキ。
記事を更新するやりがいもあるってものです。
だけど役に立つ記事を書こうとばかり考えあぐねてブログ記事を書くことが苦しくなってしまったら、それって本末転倒じゃないでしょうか?
自分自身の気持ちの整理をするためにブログを書く。発信をすることで私の気落ちが落ち着く。
そんなブログの効用があったはずなのに、書けない、書けないって苦しむ必要ってありますか?
ブログは他人と比較するためではないはずだ
WordPressにしても無料ブログにしても、記事を書くことには変わりないわけで。
自分の経験談や仕事や生活の中で得た情報、普段考えていることを伝えることで、読んでくれた方に共感もしてほしいし何かの参考になるなら嬉しいです。
インターネットのある世界は情報があふれていて、検索すれば欲しい情報がすぐ手に入る。
すると自分が今まで知らなかったステキな世界観を持っている人たちの生き方や、稼ぎが良かったり豊かな生活をしていたりする他人のうらやましい情報も目にしてしまうわけです。
そして思うようにならない自分の生活状況とついつい比較を始めてしまう。
たくさんの情報にアクセスできる環境って、とても便利で有益なようでいて、実は自分の首を絞めているのかもしれません。
ブログは書きたいから書くで良いと思う
文字を書くのに紙とペンでゆっくり書く時代は幸せだったのかもしれません。
いえ、今だってパソコンは使わず紙とペンで豊かな時間を過ごしている幸せな人はたくさんいると思います。
私は今のところパソコンで文字を書くのに慣れてしまったので、後戻りはしないと思います。
でも、ときどき立ち止まってみるのも良いかも。
「書きたいから書く」「書きたいことを書く」
ペンでもパソコンでも書き方はどちらでもいいけれど、原点に帰るころかもしれません。
便箋で手紙を書くこともしばらくしていないな。
色鉛筆で塗り絵をしてみよう。
前へ前へ、少しでも遠く高く豊かな暮らしを目指し過ぎたのかもしれません。
今ある自分の健康と家族の幸せと、今の生活のままで十分過ぎるほど贅沢な毎日だと振り返る時かもしれません。