17歳の高齢猫とさいごの日まで幸せに暮らしたい

人間より寿命の短いペットとは、いつかは必ず別れる時が来ます。

猫たちが私たち家族にくれた幸せな時間に感謝し、穏やかに見送るための心構えを前もって考えておく必要があると私は思います。

我が家の長老猫は17歳。生後３か月で家族の一員になりました。

その後5匹の拾い猫と共同生活をしたり、みんな里親が見つかりもらわれていったり、8歳の弟猫が先に死んでしまったり。新しいやんちゃな子猫が加わってきたり。

賑やかなこと、寂しいこと、いろんな経験をしながら一緒に暮らしてきました。

この17年間、私のそばにいつもいてくれて、専業主婦で社会から必要とされていない気がして悲しい時も、不本意なPTA活動で無力感にさいなまれているときも、いつも私の膝で穏やかに眠る猫にどんなに心が癒されてきたことか。

17歳は人間で言えば80代のおじいちゃんです。やはり老化は目に見えてきて、だんだん心配になってきます。

考えたくはないけれど、お別れの日は必ず来ます。

これまで毎日一緒に暮らし、私たち家族を癒してきてくれたことに感謝を込めて、その日までは気持ち良く過ごしてもらいたいです。

高齢猫の親（飼い主）として心がけていること

水をたっぷり飲めるように室内の数か所に置いておく

猫は腎臓を悪くしがちな動物です。特に高齢猫は水をたくさん飲んでもらって病気を防ぐ必要があります。

食事をする場所にウォーターファウンテンを置いていつも水が飲めるようにしているのとは別に、乗りたがるキッチンの調理台に水を入れたボウルを置いています。

さらに風呂場の洗面器に水を張っています。洗面器が空だと水を入れろと要求しにきます。

ドライフードが好きな猫ならば、なおさら水をたくさん飲んでほしいです。

ペットフードは好きなものを食べさせたい

スープやゼリーの入ったウェットフードが食べやすい時もありますが、基本的にドライフードが好きなので、なるべく粒の小さいものを選んでいます。