派遣社員という働き方は、正社員に対して非正規雇用の代表みたいな報道のされ方をしています。
派遣社員とは果たして、安定性の無い悪い働き方なのでしょうか?
確かに実際の職場では、社員の一段も二段も下に見られているなぁ、チームメイトとして見てもらえないのだなぁ、と悲しく感じることは多いですけど。
しかし果たして正社員という働き方が本当に一番良いのかしら?と、派遣先の正社員を見ていてそう思うことが多くなりました。
では、50代女性が派遣事務で仕事をするメリットをいくつか挙げてみましょう。
50代が派遣事務で仕事をするメリット
派遣契約で終業時間が決まっている
50代で事務の仕事に就いている私から見ると、どんな大企業だって正社員の責任の重さと労働時間の長さは、安定した収入と社会的ステイタスから引き算したら、本当にそれでいいのかな?本人は幸せなのかな?と思う面があります。
その点、派遣スタッフは大手を振って(振らないけど)定時に退社できるので、気楽です。
派遣契約で職務内容が決まっている
派遣社員は契約で決まった時間内に決まった職務を遂行するだけです。
残業はありません。
会社によるでしょうが、残業すると時給が1.25倍になってしまうので、私たち派遣社員に給料を払う派遣元はもちろん、派遣先も人件費が増えて困るわけです。
契約書に記載されていない業務をすることはできません。なので、契約更新時に派遣元と派遣先企業、そして派遣社員の三者で合意した職務内容が契約書に書かれます。
定時に帰宅できるのでプライベートが充実する
50代になれば、子育ても終了して自分だけあるいは夫婦だけの生活を考えれば良い年代です。
家事の負担も子育て時代に比べればぐんと減っているでしょうし、本を読んだりジムに行ったりすることもできますね。
50代の生き方働き方の優先順位は自由に決めていい。
50代になると、否が応でも体力の衰えは目に見えてきます。悲しいけれど。
決まった時間数で決まった業務をすることは、すご~く退屈だけど体力的には助かっている面があります。若い世代と同じような体力は期待できない50代は、働き方生き方のバランスを考えることが大事です。
体力的にはきつい立ち仕事だったり、やりがいを求めて複雑な業務内容を選んだり、長年の夢に向かって新しく勉強したり資格を取ったり。
何をやってもいいけど自分で決めたことです。
自分で納得できるようにすれば良いことです。
50代っていうのは微妙な年代だと思います。
まだまだ体力もあり経験を活かせる仕事をあと20年はやっていきたいとか、子供の手が離れたのだから、今度は自分自身のために働きたいとか。そう考えるのは自然なことではないでしょうか?
それで良いと思います。
これが40代だったら、
40代の友達が派遣と正社員とで迷っているのだったら、まだまだ先が長いので、正社員の道に挑戦してほしいと思います。それも本人が考えて決めることですが。
40代であれば、50代と違って年齢で線引きされることがまだ少ないと思います。
どちらにしても、私が40代50代で派遣社員としていくつかの派遣先を経験してみたところ、派遣の働き方が正社員に比べてそんなに悪いことばかりでもないかも?、と思ったのでした。