15歳が寿命と言われている猫にとって、幸せな食生活って何でしょう?
たくさんのペットフードが発売され、たくさんの猫飼育情報が発信されるなかで、今、大切なのは、目の前にいるこの子が気持ちよく生活できることだと思うのです。
おいしいフードで猫にも幸せな老後を
我が家の16歳おじいちゃん猫は片方の牙が上下抜けてしまって有りません。
キャットフードはウェットフードと呼ばれる水煮やゼリー・ムースが食べやすいかもしれないですが、本人は(本猫は?)若い気でいるらしく、カリカリのドライフードを欲しがります。
粒サイズは小さいものが食べやすいようです。粒が大きいと喉に引っかかるのか、吐くことが多いです。
水はた~くさん飲みます。おしっこも音を立てて元気よく。たまになぜこんな場所に・・・という粗相もありますが、おおむね良好です。
猫も16歳にもなると、足腰がふらついてきたり老化を感じます。数年前まであんなに体重もあったのに(最高6.6kg!)最近の体重測定では4.8kg。
おじいちゃ~ん、がんばってね、という感じです。
そうすると健康に良いからと味気ないフードを与えるよりも、好きなものを好きなだけ食べたほうが幸せなのではないか、と思うわけです。
もっとも猫のほうも舌が肥えてきましたから、匂いを嗅いで気に入らなければそっぽ向いてしまったり、朝お皿に出したフードが、夕方私が帰宅するまでそのまま残っていたりします。
それでいて人間たちが食事をしていると、おかぁさ~ん、おいしいものちょうだい!と、足元をカリカリ引っ掻いて催促して甘えます。
もう、そうするとおか~さんとしては甘いですから、欲しがるものをやってしまう訳ですよ。
焼き魚の時はグリルで焼いているそばからそわそわしています。
私が食事をしようと食卓に着くとさっそく膝に乗ってきて、鮭や鯖の血合い肉をせしめていきます。
さすがにあまり塩味のききすぎるものは控えますが、欲しいって言っているのだから食べさせたっていいじゃん!?
老齢猫用キャットフードも種類が豊富
最近では老齢猫用のペットフードも多く発売されるようになりましたね。
11歳以上用、15歳以上用が出たときも、へぇ、と驚きましたが、近頃は18歳用なんてありますものね。
いったいどこが違うのでしょう?何か違うんですかねぇ~?
今までモニターを頼まれたり、いろいろなキャットフードを試す機会がありました。
その中でも我が家では人気だったキャットフードをご紹介します。
1位 カナガンキャットフード
とにかく一番のお気に入りで、銀色のパッケージを見せるとスキップしてお皿に向かいます。
原材料の一番にチキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%とあります。
チキンが60%以上使用されているフードは他にないでしょう。
我が家の試食担当のおと~さん曰く、「これは旨い。これは食べるわー。」
味が良いのでカナガンは16歳おじ~ちゃん猫でもぺろりと平らげます。
おか~さんにとって困るのは価格が高いこと。
1.5㎏袋で3960円!(税別)。
栄養価が高いからか大量に食べるわけではないですが。。。
2位 シーバデュオ
シーバは20グラムの小分けになっているので、メインの食事というよりご褒美やおやつです。
色々なフレーバーの種類があって、外側のカリカリ層の中にクリーム層が入ったふっくら感のあるフードです。
ひと箱に4種類入っていて飽きないようになっています。
3位 シンプリー
シンプリーはサーモンを50%以上使用したたんぱく質が豊富なプレミアムペットフードです。
尿路結石や関節炎が気になる老齢猫にはぴったりのフードだと思います。
うちの子はよく吐くので、毛玉トラブルにも配慮されているところが気に入りました。
こちらもお値段が。。。高い。
カナガンと一緒で1.5㎏袋3960円(税別)
4位 ミャウミャウ
粒が薄く小さいので食べやすいようです。
ミャウミャウに変えてから吐くことが減りました。
室内猫の心の健康維持に配慮したa-iペプチド配合。
おめめパッチリ、タウリン配合。
たんぱく質30.0%以上。
価格は一番お手頃。
ミャウミャウ (MiawMiaw) カリカリ小粒タイプミドル まぐろ味 580g
もう年取ったら欲しがるものを与えればいいのではないでしょうか?
15歳超えたら、もう十分私たち人間家族を癒してきてくれたのですから。