一度は行きたいお伊勢参り。愛知県の伊良湖から伊勢湾フェリーに乗って行ってみましたよ。
団体ツアーでは忙し過ぎてなかなか行けない場所も、個人旅行ならのんびり旅ができますよ。
私が初めて伊勢神宮へ行ったのは、式年遷宮直後のすがすがしい社殿を訪ねるバスツアーにお客様をお連れする新米バス添乗員としてでした。何も知らない新米が長距離バスツアーに添乗するのはドキドキでしたけど、初めての場所へ旅することにはワクワクしてました。
今回は豊橋市の市電に乗ってみたり鳥羽港隣の鳥羽水族館でジュゴンに会ったり。普通に陸路で行くのとは違ったおもしろおすすめルートをご紹介しますね。
今年は天皇陛下の退位・即位・改元があるので、伊勢神宮参拝がにぎわいそうです。ぜひお伊勢参りにお出かけください。
伊勢神宮へフェリーで行ってみたルートはこちら
- 東京から豊橋まで新幹線
- 豊橋から伊良湖までホテルの送迎バス
- 伊良湖から鳥羽へフェリー
- 鳥羽から伊勢神宮へ
地図を見てたら伊勢湾を横断したくなった
地図を見るとわかるとおり、伊勢湾は愛知県側の渥美半島と三重県側の志摩半島がとても近いです。東京湾の三浦半島と房総半島みたいです。どちらもフェリー便があって、伊勢湾フェリーには一度は乗ってみたいと思っていました。
伊勢湾フェリーは伊良湖と鳥羽を結んで所要時間55分で往復しています。私たち夫婦のような新幹線・バスなど公共交通機関利用の旅はもちろん、カーフェリーですから車利用の方にも便利なルートですよ。
新幹線で東京から豊橋
京都や大阪へ行くなら新幹線のぞみで行けますが、途中駅の豊橋には停車しません。
ひかりだと1時間30分くらい。こだまだと2時間くらいかかります。
運賃:5080円
自由席特急料金:3340円
のんびり夫婦旅は駅弁を食べるのが旅の醍醐味と心得ております。。。おいしいです。東京駅で買えます。
豊橋ってどんなところ?
豊橋駅に降りると、観光案内所の前にカレーうどんの紹介ボードが。そういえばテレビでやってた。とろろご飯が入っているうどん?おいしいのかな?機会があれば次回に食べてみよう。
豊橋市内には市電が走っています。広島と長崎では乗ったことがありますが、豊橋の市電は初めて。目的地は特にないけど乗ってみます。
終点の運動公園前まで行ってみます。豊橋駅から行って帰ってくるだけでも市内の様子がわかるかな。
イベント列車もあるようですね。予約制みたい。ちょっと楽しそう!
豊橋って馴染みが無かったけど、陸王の最終回は豊橋国際マラソンだったな。竹内涼真くんが走るの。陸王見ていない方は絶対見てね!
渥美半島先端の伊良湖まではホテルの送迎バス
伊良湖ビューホテルに宿泊と送迎予約をしておいたので、豊橋駅前からはホテルバスを利用できました。そうでない場合は豊鉄バス伊良湖岬行で、運賃1490円1時間45分の乗車になります。が、かなり不便でしょう。伊良湖ビューホテルは高台にあるリゾートホテルで快適でしたよ。12月でしたから豊橋駅16時出発で、ホテルに到着したらあたりは真っ暗でした。
フェリーで伊良湖→鳥羽へ
翌朝は良く晴れて風がとても強かったです。海も白波が立っています。
客室は売店がある一般のフロアと、階段をさらに上がった特別室があります。階段前で料金330円のチケットを購入すると快適なソファや景色のよく見える窓側の席に座れます。強風で揺れるしせっかくの旅行なので特別室を利用してみました。
伊勢湾フェリーを降りて鳥羽水族館へ
到着してフェリーを降りるとターミナルビル2階に入ります。鳥羽水族館への導線がよくわからずチケット売り場のお姉さんに聞いてみると、いったん外へ出て隣の建物だということです。
う~ん、海沿いで土地が狭いとはいえ、ちょっとわかりにくかったですねぇ。船で来る人は少ないってことでしょう。
鳥羽水族館は生体の展示数も敷地面積も日本有数だそうです。珍しいのは日本で唯一飼育展示しているというジュゴンとオウムガイ、巨大ダンゴムシのようなダイオウグソクムシでしょうかね。
じっくり水槽巡りをしていたらたっぷり一日かかりそうです。実際週末の水族館に来るお客さんはカップルや家族連れが多かったです。水族館で見る海の生き物は珍しい形やいろいろな色でゆったり動いていて、日々の喧騒から離れるにはいいですよ。
さて、伊勢神宮へ向かいましょう。鳥羽駅から宇治山田駅へ近鉄電車に乗ります。
伊勢神宮 外宮から内宮
歴史も由緒もある神宮への参拝はお参りの順序やならわしがあります。詳しくは神宮のサイトに詳しく出ています。
私が付け焼刃に語ることはおこがましいと思うので、遠くから参拝に来れた幸せに謙虚に感謝することにしましょう。
宇治山田駅から外宮へは徒歩10分ほどです。道もわかりやすく、バスに乗るほどでもないです。
敷地が広いせいか、混雑するわけでもなくゆったりと歩くことができます。
外宮から内宮へ行くにはバスで移動します。週末の午後だったこともあり、バス停には長い列で20分くらい待ちました。乗車して10分で内宮に到着です。
域内では写真撮影禁止スポットがあるので注意しましょう。正宮の皇大神宮は階段下までしか写真は撮れません。神域ではカメラなどに頼らず、自分の目と肌で清らかな空気を感じるほうがいいと思います。
参拝のあとのお楽しみ
伊勢神宮へ参拝した後は、おはらい町やおかげ横丁でお土産探しや食べ歩きが楽しいですよ。
おすすめのおみやげ
家族や職場におみやげを買う予定があるなら、旅に出る前に決めておくと迷わなくて便利ですよ。
私はおみやげはおかげ犬サブレと決めていました。
この犬の顔がかわいいくて気に入ってしまったので。職場で配ったら好評でしたよ。
それからおかげ横丁のおみやげやではおかげ犬の手ぬぐいやストラップなど、かわいい小物を選ぶことができます。
伊勢湾フェリーで行くお伊勢参り
自家用車やツアーバスで便利に手軽に旅行するのもいいけれど、電車や路線バス、フェリーなど、普段あまり乗らない乗り物を使うと見える景色が変わります。たまには自分で切符やホテルを手配して、時間も行程も自由きままに動ける旅もいいものですよ。
50代からの旅は、渋滞や時間に追い立てられることなく柔軟に予定を変更できるように、ゆったりした計画をしてくださいね。