我が家のニートな息子はいよいよ手元の銀行残高が減ってきたようで、アルバイトを始めることになりました。
仕事には得意・不得意があって、本人の興味や力量に合った職場であれば、給料が少なくてもアルバイトでも幸せなのかなぁと思う50代母です。
この3か月間は親にしたらほとんど遊びにしか見えないアニメ動画編集を、寝る時間も惜しんで取り組んでいました。
それほどまで飽きずに取り組める分野ならと、全く収益化できているようには見えませんでしたが放っておきました。
取り掛かっていた動画のアップロードが終わったらしく、一応本人としては一区切り、気が済んだようです。
母にはわからない世界ですから心配ですよ、もちろん。親としてはできれば固い安定した職業に若いうちに就職してほしいところです。
何が固くて安定した職業かなんて、昨今は全くわかりませんけどね。有名な大企業だって経営危機に陥るこのごろですから。
若者だっていつまでも若くないですもの。時間は過ぎていきます。
親の本心としては、20代のうちに生活に困らない程度の収入を得て親元から独立し、幸せな楽しい家庭を持ってほしいです。
なんか絵にかいたような50代の母親像だとは思いますよ、確かに。。。
そんなわけで、普通の本屋、アニメ本ショップや中古品書店など、アルバイト先を探していたようです。で、決めてきました。
カードゲーム?なにそれ、食べられるの?ですわよ。
でもその店と相性が良かったようです。
初日、3日目と終わって帰ってくるたびに、職場が楽しくて仕方ないようで、夕飯の箸を持ったままずっとニコニコ興奮気味に話が止まりません。
もともと学生時代にアニメの研究会にどっぷり浸かって楽しんでいたので、息子の得意な分野なわけです。
やはり仕事って、自分の守備範囲というのがあって、たとえ社会的に評価が高いとか安定しているとかいう職種であっても、自分の専門外や適性に合っていなければ続けてはいけないのかもしれません。
なぜ世の中こんなに入社して間もない若者が離職してしまうのかというと、本人の適正と仕事とのミスマッチが起きているからだと思うのです。
大学まで出した子供には収入の高い安定した仕事を得て幸せになってほしいと願うのは、親の気持ちとしては普通のことでしょう。
その親の期待が子供を焦らせ判断を鈍らせていたら?
優秀な人ももちろんいるけれども、多くの若者はうまく自分の力量や適性に合った職場に出会えていないのかもしれません。
なぜそうなるのか。
親も子も悪いのかもしれないし、親も子も全然悪くないかもしれない。
よくわからないけど。。。
笑顔の出る生活ができれば、それで良いと私は思うのです。