娘はレストランウェディングを計画しています。花嫁の母親は何を着れば良いでしょうか?
昭和レトロな50代母は洋装は考えていません。既婚女性の和服の正装は黒留袖と決まっている、と思い込んでいるからです。
着物は母娘3代で着ることができると言われます。母から娘、孫娘まで着ることができる着物。
時代とともに大切に着用・保管されてきた黒留袖を実母から借りるか、レンタルショップで手軽に借りるか。
私は今ちょうど迷っている最中なので、双方のメリット・デメリットを比較してみようと思います。
母の黒留袖を着るメリット
高価な黒留袖を購入する必要が無いということは大きいメリットです。正装である黒留袖は、未婚女性の正装である振袖とともに高価です。新品だと50万円から100万円もするものまであります。
新しく買う予定はもともとなかったけれどもレンタルするつもりだった私に母は、「黒留袖あるよ。これを着たらどう?」
見ると見覚えのある留袖。私の、姉の、そして妹の結婚式でも母が着ていた黒留袖です。私の母は娘にとっては祖母になるので、黒留袖ではなく色留袖を着るつもりとのこと。
確かに料金を払ってレンタルするよりも、今ある着物を利用したほうが良いのかもしれません。
それに母が今まで何度も着てきた着物を娘である私が再利用できるなら、母は嬉しいのかもしれません。
レンタルショップで借りるメリット
私がなぜ迷っているかというと、レンタルショップで借りれば着用した翌日にはそのまま返送できるからです。自分でクリーニングしたり保管したりする必要が無いからです。
着物は着物単体ではなく、肌襦袢・長襦袢・紐や草履バッグの小物まで、こまごまと必要な小物が多いのです。それらも一括してコーディネイトされたものをレンタルだと借りることができます。
さらに自宅から離れた結婚式場だと、着物を家から着付けて電車に乗って行くか、重い荷物を一式持って行くか迷うことになります。
レンタルでない着物を自分で持っているということは、汚れをチェックしてクリーニングに出す手間や、和ダンスにしまっておく必要もあるということなんです。
留袖を譲り受けるかレンタルショップを利用するか
娘の結婚式は数か月先なのでまだ時間の余裕があります。私はもう少し考えますが、レンタルショップで借りるほうがメリットが多いように思っています。
あとはどうやって実母に断るか・・・
せっかくきれいに保管してきた留袖を実の娘が着ないなんて。がっかりさせたくも無いし。。。難しいところです。